( 古木 ・ 巨木 )


  神奈川県
 箒スギ
 神奈川県足柄上郡山北町中川702
 城願寺のビャクシン
 神奈川県足柄下郡湯河原町城堀252
 山神の樹叢
 神奈川県足柄下郡湯河原町城堀山神331
 樹高45m、幹周12.0m、樹齢2000年
 関東では千葉県の「清澄の大スギ」と並ぶスギの名
 木です。 山北町中川の箒沢集落の入口付近にあ
 ります。 この地域は昔、禁令によりスギ、ヒノキ、ケ
 ヤキ、カヤ、ツガ カヤの六種はみだりに伐ることが
 禁じられ宝木沢と言われていました。 箒スギの名
 前の由来は、この宝木沢という集落名から取ったと
 も、樹形が箒に似ていることから取ったとも言われて
 います。
 新日本名木100選 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周6.0m、樹齢800年
 ビャクシンは禅宗の寺院に多く見られるのが特徴で
 城願寺も曹洞宗のお寺です。 城願寺から湯河原駅
 周辺の地は土肥実平の館があったとされています。
 実平は、石橋山の戦いで敗れた源頼朝を庇護した「
 頼朝七騎」の中心人物で、この木は実平お手植えと
 いわれています。
 幹のねじれが著しく、ねじれはそのまま枝まで広が
 っています。
 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周2.0m、樹齢300年
 湯河原駅の北側に「山の神」として祭られている樹
 叢があります。 面積は620uあり、林内には小さ
 な祠が祀られています。 高木層にホルトノキが最
 も多く、タブノキ、カラスザンショウ、イヌマキが低木
 層にはヤブニッケイ、ヒサカキ、エノキ、シロダモな
 どが生育しています。タブノキ、クスノキ、イヌマキ、
 ケヤキ、が成育しています。
 ただ、最大と言われるホルトノキだけでなく、ホルト
 ノキは1本も見つかりませんでした。
 五霊神社の大イチョウ
 神奈川県逗子市沼間3−10−34
 叶神社の社叢林
 神奈川県横須賀市東浦賀町2−59−1
 三島社の社叢林
 神奈川県横須賀市武1−33−13
 樹高25m、幹周6.7m、樹齢600年
 五霊j神社境内左側に植わっています。 神社境内
 の樹叢の中でひときわ大きくそびえています。 周
 辺のタブノキ・ケヤキ・イヌマキ・スダジイ・ヤブツバ
 キなども含めて天然記念物に指定されています。
 かながわ名木100選
 浦賀湾の東岸給料の突端斜面に位置する叶神社
 の社叢林は標高53mの山頂まで常緑広葉樹林で
 被われています。 山頂部付近はスダジイ・マテバ
 シイ林で占められ、斜面部はタブノキ林で被われて
 います。 
 三島社参道左側には、アカガシ・スダジイ・モチノキ
 が混生した常緑広葉樹林が発達しています。 この
 林の高木層は20mを越え、幹周1.5mのアカガシ
 の老木が植わっています。 神社北側にもスダジイ
 ・モチノキ、クロガネモチ、アカガシが混生した常緑
 広葉樹林が見られ、幹周2.4mのスダジイの大木
 もあり高木層が25mを越える樹林を形成しています
 。
 石楯尾神社の二本杉と社叢
 神奈川県相模原市藤野町名倉4524
 鶴嶺八幡宮の大イチョウ
 神奈川県茅ヶ崎市浜之郷462
 浄見寺のオハツキイチョウ
 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎市堤4330
 桂川に沿った山腹斜面や土壌の浅い岩状立地には
 高木層にケヤキ、低木層にアラカシ、草本層にコカ
 ンスゲなどを伴っています。 社叢内のウラジロガシ
 林は群落としては幅が狭いですが、かつてこの地方
 を広く被っていた自然林の面影を残しています。
 斜面下部はイロハモミジ、ケヤキ林が生育していま
 す。 東の台地上はアラカシと混生するシラカシ林
 が認められます。 境内の中央に、御神木とされる
 夫婦杉がよく伸びています。
 本殿−神奈川県指定有形文化財
 樹高29m、幹周9.0m、樹齢950年
 源氏は鎌倉に幕府を開き鶴岡八幡宮を建立します
 が、それまでは鶴嶺八幡宮が信仰の中心でした。
 平安時代後期、源頼義が平忠常の乱を平定の際、
 源氏の守り神、石清水八幡を勧請したに始まり、前
 九年の役で父頼義を応援に向かう途中、義家が戦
 勝を祈願して現在地に遷座し、その時に植えたイチ
 ョウといわれています。 イチョウは拝殿に向かって
 右側に立っています。 多くの側枝を叢生し、勢い
 良いものが4、5本くっついて生長を続け、現在の
 幹を形づくったものとみられ、きわめて珍しい大木
 で、神奈川県第一位のイチョウです。
 鶴嶺八幡宮参道松並木−市指定天然記念物
 かながわ名木100選
 樹齢400年
 浄見寺は、テレビでお馴染みの江戸時代の名奉行
 「大岡越前守忠相」など大岡家一族の菩提寺として
 有名なお寺です。 境内左側に大岡家の墓所へ上
 る階段があります。 オハツキイチョウはこの階段
 の最上段に立っています。 大岡忠政がお寺の創
 建時に植えたといわれているこのイチョウは、葉の
 上にギンナンが結実する非常に珍しいイチョウの変
 種です。
 浄見寺の寺林−神奈川県指定天然記念物
 浄見寺の寺林
 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎市堤4318
 八菅神社の社叢林
 神奈川県愛甲群愛川町八菅山141−3
 大福寺のクスノキ
 神奈川伊勢原市伊勢原2−11−29
 浄見寺は、テレビでお馴染みの江戸時代の名奉行
 「大岡越前守忠相」など大岡家一族の菩提寺として
 有名なお寺です。 境内左側に大岡家の墓所へ上
 る階段があります。 この墓所を囲むように、タブノ
 キ、モチノキ、シイ、カシなどの照葉樹林がうっそう
 と繁っています。 関東地域で自然の林相を残す数
 少ない樹林です。
 浄見寺のオハツキイチョウ−県指定天然記念物
 中津川に面した八菅山の集落に続く丘陵の、海抜
 100〜170mの南側斜面から東側斜面にかけて
 八菅神社の森と称されるスダジイ林が発達していま
 す。 一部にスギやヒノキが植栽されていますが、2
 00段を越す階段の参道周囲は、樹高15m以上の
 スダジイ林が自然植生として生育しています。
 樹高30m、幹周6.9m、樹齢800年
 5本の太い枝が四方に広がっています。
 しかし近隣のマンション業者とのトラブルのためか、
 山門は閉じられ、中に入って見る事ができません。
 鉄柵の間からかろうじて見る事ができます。 しかし
 この地面を這うようにしている太い枝は折れてしまっ
 たものなのでしょうか?
 かながわ名木100選
 大磯高麗山の自然林
 神奈川県中郡大磯町高麗580
 大雄山の杉林
 神奈川県南足柄市大雄町1157最乗寺
 勝福寺の大イチョウ
 神奈川県小田原市飯泉1161
 高麗山は東海道沿線で、常緑広葉樹からなる自然
 林が残存している唯一の場所です。
 海抜150m前後の山の頂上付近から南斜面一帯は
 自然林に近い形で残存していて、ほとんど全山がス
 ダジイ、タブ林によって覆われています。
 高来神社のシイニッケイ−町天然記念物
 21世紀に残したい日本の自然100選
 樹高450m、幹周7.0m、樹齢500年
 大雄山最乗寺(1394年開山)の開祖、了庵慧明禅
 師は寺の建立とともに杉の植林を勧めました。 寺
 領の約130haは杉を主体に数多くの高木を含む約
 17万本の大植林地となっています。 そのうち県文
 化財の指定区域は、仁王門からの参道両側9mと
 本堂周辺をあわせた約26haになります。
 多宝塔−市指定有形文化財
 樹高30m、幹周7.5m、樹齢700年
 枝張りは東西14m、南北16mあり、神奈川県内
 最大級のイチョウです。
 主幹は数回風で折損していますが、地上7〜8m
 の所から約100年を経過したと思われる5本の枝
 が分かれ、次々に枝を再生して樹姿を整えていま
 す。 乳柱が各所から出ている雄木です
 本堂−県指定、仁王門−市指定有形文化財
 樹叢−神奈川県指定天然記念物
 かながわ名木100選
 坂東三十三観音札所第5番
 勝福寺と八幡神社境内の樹叢
 神奈川県小田原市飯泉1161
 早雲寺林
 神奈川県足柄下郡箱根町湯本405
 真鶴半島の照葉樹林
 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1171-1
 勝福寺と八幡神社の間に境界はなく同一境内にあ
 るような現況で、両境内の樹木は渾然一体となった
 巨木、古木群叢としての特色をもった社寺林を形成
 しています。 主な構成樹木としては、イチョウ、ケ
 ヤキ、クスノキ、ムクノキ、カヤがあります。 県指定
 天然記念物である大イチョウのほか、幹周2m以上
 のものが28本もある市内でも数少ない森です
 本堂−県指定、仁王門−市指定有形文化財
 大イチョウ−神奈川県指定天然記念物
 坂東三十三観音札所第5番
 早雲寺の裏手に広がる自然林です。 スダジイを中
 心とする寺林で、箱根町指定天然記念物のヒメハル
 ゼミの生息地として知られています。
 惣門、本堂、鐘楼−箱根町有形文化財
 江戸時代、度重なる大火により幕府は火災後の街
 の復興のため材木資材の確保が必要であると政策
 判断しました。 そこで小田原藩は真鶴半島に15
 万本の松苗を植林しました。
 当時植えられた木々が成長を続け、林をつくり、今
 では樹齢200〜400年と言われるマツ、クスノキ、
 スダジイなどの巨木が生い茂る森となりました。
 昭和35年に神奈川県より県立自然公園の指定を
 受け、その内約35ha「魚つき保安林」として手厚く
 保護されています。
 富岡八幡宮の社叢林
 神奈川県横浜市金沢区富岡東4−16−1
 社殿の北東急斜面は段丘状で、シダ植物が林床
 に生育している18mに達するスダジイ林が発達し
 ています。 斜面の下部にはタブ林が生育していま
 す。 海岸側にはクロマツが生育したマサキ−トベ
 ラ群集がみられ維持されています。
 建長寺のビャクシン
 神奈川県鎌倉市山ノ内8
 鶴岡八幡宮のマキ
 神奈川県鎌倉市雪ノ下2−1−31
 鶴岡八幡宮のビャクシン
 神奈川県鎌倉市雪ノ下2−1−31
 樹高13m、幹周6.5m、樹齢730年
 山門(三門)と仏殿を結ぶ参道の両側にビャクシンの
 古木8本が並んで植わっています。
 寺伝によると、開山の蘭渓道隆が宋から持参した種
 子を植えたといわれています。 建長寺は何度も火
 災にあっていますが、燃えることなく生き延びてきた
 古木です。
 山門、仏殿、法堂、唐門−国指定重要文化財
 新日本名木100選、かながわ名木100選
 鶴岡八幡宮、三の鳥居をくぐり、太鼓橋の先に植わ
 っています。

 上宮、摂社若宮、末社丸山稲荷社本殿
                   −国指定重要文化財
 白旗神社−市指定有形文化財
 鶴岡八幡宮の国指定摂社若宮の右側に寄り添うよ
 うにして立っています。

 上宮、摂社若宮、末社丸山稲荷社本殿
                  −国指定重要文化財
 白旗神社−市指定有形文化財
 安養院のマキ
 神奈川県鎌倉市大町3−1−22
 荏柄天神社のイチョウ
 神奈川県鎌倉市二階堂74
 鎌倉宮の小賀玉の木
 神奈川県鎌倉市二階堂154
 樹高17m、幹周3.1m、樹齢700年
 安養院の本堂左手前に立つ古木です。 安養院を
 開山した尊観上人のお手植の槇と言われています
 。
 坂東三十三観音札所第3番
 樹高28m、幹周6.51m、樹齢900年
 荏柄天神社の石段を登り山門をくぐるとすぐ右側に
 そびえ立っています。 鶴岡八幡宮の大イチョウが
 なくなってしまった今、鎌倉市最大のイチョウです。
 本殿−国指定重要文化財
 鎌倉宮参道右側の社務所の前に植わっています。
 鎌倉宮の御神木で、天宇受賣命が天岩戸の前で神
 楽を舞った時に招霊の木の枝を持っていたと伝えら
 れています。 鈴のような実を結ぶことから、神楽鈴
 の起源ともいわれています。
 浄光明寺のマキ
 神奈川県鎌倉市扇ガ谷2−12−1
 森戸大明神のビャクシン
 神奈川県三浦郡葉山町堀内1025
 玉蔵院のエノキ・イチョウ
 神奈川県三浦郡葉山町一色2154
 樹齢750年
 阿弥陀堂に上る階段脇に立っています。

 阿弥陀堂、山門−鎌倉市指定有形文化財
 かながわ名木100選
 樹高15m、幹周4.0m、樹齢800年 他4株
 森戸大明神のビャクシンは、社殿裏側の海沿いに立
 っています。 写真は最大の幹周をもつ「飛柏槇」で
 森戸川沿いに立っているものです。
 社殿−葉山町指定有形文化財
 かながわ名木100選
 エノキ  1株 幹周1.57m
 イチョウ 4株 幹周2.91m〜1.57m
 玉蔵院の門を入ると右側にイチョウ1株、左側には
 イチョウ3株が並び、その先にエノキが立っていま
 す。
 かまくらと三浦半島の古木・名木50選
 大昌寺のもみじ
 神奈川県三浦郡葉山町上山口768
 新善光寺常緑樹林
 神奈川県三浦郡葉山町上山口1368
 海南神社の銀杏
 神奈川県三浦市三崎4−12−11
 樹高9.5m、幹周2.1m、樹齢100年 3株
 大昌寺参道から境内にかけて20mの間隔で並んで
 います。 
 新善光寺背後の常緑樹林で、シイノキを主とし、タブ
 ノキ、ヤプニクケイ、ツバキなど自然の状態がよく保
 たれています。
 樹高15m、幹周4.6m、樹齢800年 3株
 海南神社の御神木です。 源頼朝が祈願成就の記
 念に植えたと言われています。 この木は雌の木で
 すぐそばには幹周5.6mの雄の木が植わっていま
 す。本殿、幣殿、拝殿−神奈川県指定有形文化財
 深見神社のハルニレ
 神奈川県大和市深見3367
 護王姫社の大欅
 神奈川県座間市入谷1−3366
 咲き分け散り椿
 神奈川県座間市入谷3−3583 星谷寺
 樹高30m、幹周4.0m、樹齢400年
 深見神社の御神木です。 北海道や本州の寒冷地
 が主産地で、神奈川県では丹沢山地の1000m以
 上の高地に生育しています。 深見のような低地で
 は珍しいため、かつては樹種名がわからず、「なんじ
 ゃもんじやの木」と呼ばれていました。
 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周4.3m、樹齢300年
 源義経が頼朝に追われて平泉に落ちた際、後を追
 った義経の側室牛王姫がこの地で産気付き、難産
 の末亡くなりました。 このことを憐れんだ住民が、
 墓の代わりに植えたといわれる欅です。
 2幹が1株になっているのが特徴です。
 現在のものは二代目で、一代目(推定樹齢200年
 近年枯死)の木から後継苗を育成したものです。
 寺伝では「椿寺」として知られる京都の地蔵院から
 移植したといわれています。 花は純白、紅白に白
 の斑入模様、淡紅、濃紅、白色に紅の斑入模様と
 五通りに咲くので「咲き分け」と呼ばれています。
 また、椿の花弁は一般にひとかたまりのまま散りま
 すが、この木は一枚ずつ散ります。 一種の変種で
 す。
 坂東三十三観音札所第8番
 栗原神社のシラカシ
 神奈川県座間市栗原中央4−4−14
 シマナンヨウスギ
 神奈川県藤沢市江ノ島2丁目
       江の島サムエル・コッキング苑
 クックアロウカリア
 神奈川県藤沢市江ノ島2丁目
       江の島サムエル・コッキング苑
 樹高20m、幹周3.6m、樹齢500年
 シラカシは関東地方の代表的な樹木であり、座間市
 内ではかって「樫の森」と呼ばれるたくさんの大木が
 生えていました。 しかし近年ほとんど枯死してしま
 いました。 このシラカシは「樫の森」の1本であった
 もので、市内に現存する最古の大木である。
 かながわ名木100選
 樹高16m、幹周2.0m
 世界周航家キャプテン・クックが安永3年(1774)南
 太平洋パイン諸島で発見したもので、明治15年(1
 882)頃、当時の植物園創設者サムエル・コッキン
 グが植えたものです。 原産地は南太平洋ノーフォ
 ーク島、ニューカレドニア島ですが、乱伐のため絶
 滅しています。
 樹高16m、幹周2.5m
 世界周航家キャプテン・クックが安永3年(1774)南
 太平洋パイン諸島で発見したもので、明治15年(1
 882)頃、当時の植物園創設者サムエル・コッキング
 が植えたものです。 熱帯植物であるのに、江の島
 のような高緯度の地で成長しているのは非常に珍
 しいものです。
 タイミンチク群
 神奈川県藤沢市江ノ島2丁目
       江の島サムエル・コッキング苑
 ツカミヒイラギ
 神奈川県藤沢市江ノ島2丁目
       江の島サムエル・コッキング苑
 鶴嶺八幡宮参道松並木
 神奈川県茅ヶ崎市浜之郷732
 樹高7〜8m
 大明竹という意味で、古く中国大陸の竹かと思われ
 ていましたが、原産国は沖縄、九州南方諸島です。
 イネ科に属し、葉は細長くとがり、茎は密に叢生し、
 先端は深くたれ下がってタイミンチクのトンネルを作
 ります。
 樹高2.5m、幹周0.5m
 サムエル・コッキングが自宅の庭に植えたもので、
 昭和8年(1933)に命名されました。 ヒイラギとくら
 べて葉はだ円形でとげがなく、崎が裏にまいていて
 、つかんでも痛くないため名付けられました。 学術
 上貴重な存在です。
 慶安2年(1649)、徳川家光より朱印地の寄贈を受
 けたのを記念して、南大門(表参道)420間(約76
 4m)の左右と馬場(横参道)に松を植えました。
 鶴嶺八幡宮の大イチョウ−県指定天然記念物
 角田八幡社のタブノキ
 神奈川県愛甲群愛川町角田2371
 樹高25m、幹周5.4m
 角田八幡社の境内右側に立っています。 タブノキ
 は本来、海に近い暖地に自生するものなのですが
 、これほどの大木が内陸深く北にかたよっているこ
 の地で生育するのは県内でも珍しいものです。
 依知神社のイチョウ
 神奈川県厚木市上依知1
 長谷寺のイヌマキ
 神奈川県厚木市飯山5605
 熊野神社のイチョウ
 神奈川県厚木市旭町3−14
 樹高31m、幹周7.1m、樹齢500年
 依知神社のご神木です。 かつては依知神社の境
 内だったのですが、今、境内は道路によって分断さ
 れ歩道脇に立っています。 このイチョウは、鎌倉幕
 府二代征夷大将軍源頼家が神社再建の記念に植
 えたと伝えられています。
 かながわ名木100選
 樹高17m、幹周2.8m、樹齢400年
 室町時代の末期ごろ、多くの巡礼者の無事や、参拝
 者の長寿を祈願して植樹されたと伝えられている古
 木です。
 観音堂−厚木市指定有形文化財
 かながわ名木100選
 坂東三十三観音札所第6番
 樹高24m、幹周9.0m、樹齢450年
 幹の根元から1.2mの所で2本に分かれ、幹周は北
 側5.97m、南側3.05mあります。 主幹は落雷の
 ため6.2mの位置より折れ、その周辺から4本に分
 かれています。 幹にはたくさんの乳状下垂が見ら
 れます。 この付近は、古くから「熊野の森」といわ
 れ、天保2年(1831)に厚木を訪れた渡辺崋山が描
 いた厚木六勝図の一枚、「熊林ノ曉鴉」はここの風
 景を描いたものです。
 南小学校のソメイヨシノ
 神奈川県秦野市今泉699
 稲荷神社の大公孫樹
 神奈川県秦野市曲松1−14−1
 白山神社の杉
 神奈川県秦野市千村1115
 樹高10m、幹周3.3m、樹齢110年
 小学校の校庭中央に2本のソメイヨシノがあります。
  学校が開校した明治25年(1892)に記念樹として植
 えられたものです。 ソメイヨシノは寿命が短く40〜50
 年で樹勢が衰えるといわれていますが、 このソメイヨ
 シノの樹齢はすでに110年を越えています。
 かながわ名木100選
 樹高25m、幹周3.96m
 国道246号線から県道708号線に入り渋沢駅横
 の踏切を渡ります。 100mほど行くと右側に立派
 な公孫樹の木が見得てきます。
 稲荷神社の鳥居前に植わっている大公孫樹です。
 スラっと真っ直ぐに伸びた姿勢の良い公孫樹です。 
 樹高44m、幹周4.9m、樹齢600年
 白山神社の社叢は市内随一の杉の森の里として知
 られ、市内の杉の中で幹周が第一位から第四位ま
 での杉が生育しています。 鳥居の奥に2本の杉の
 巨木が参道を守るように植わっています。 特に左
 側の杉は市内第一位の幹周をもつ杉です。
 かながわ名木100選
 高来神社のシイニッケイ
 神奈川県中郡大磯町高麗2−9−47
 六所神社の樹林
 神奈川県中郡大磯町国府本郷935
 等覚院のフジ
 神奈川県中郡二宮町山西793
 樹齢スダジイ400年、ヤブニッケイ100〜150年
 この木は、樹幹の心材が枯死腐朽し空洞化してい
 るスダジイの古樹の凹部に、ヤブニッケイが密着生
 息しているものです。 外観が完全に一本の樹に見
 え、違和感なく一本化した樹は珍しいものです。
 大磯高麗山の自然林−県天然記念物
 ケヤキ、樹齢600〜700年
 参道から本殿・社務所周辺、六所公園が指定の
 範囲です。 表参道のケヤキ、本殿脇に連立する
 ケヤキ、イチョウ、社務所脇のタブノキが樹齢が3
 00年を越える巨木です。 参道の両側に立つ2本
 のケヤキが見事です。
 樹高2.4m、樹齢400年
 このフジは古くから有名で、三代将軍家光が上
 洛のおり、駕籠を止めてご覧になった。 また寛
 文の頃、仁和寺宮が下向された時、「藤巻寺」の
 別号を与えられたと伝えられています。
 西光寺のカヤ
 神奈川県中郡二宮町川匂230
 樹高18.25m、幹周3.27m、樹齢500年
 西光寺の本堂前に立っています。 高さ15.5m
 のところで分岐し、直径15〜30cmの太さの幹40
 数本を四方に張り出し、見事な樹冠を形成していま
 す。
 室生神社のいちょう
 神奈川県足柄上郡山北町山北1200
 室生神社のボダイジュ
 神奈川県足柄上郡山北町山北1200
 八幡神社のくすのき
 神奈川県足柄上郡山北町岸1785
 樹高25m、幹周5.9m、樹齢300年
 室生神社の入口、鳥居右側に植わっています。 雌
 株で、根本から南北2本に分かれています。 南側
 の幹の方が倍くらいの太さがあります。
 樹高25m、幹周4.0m、樹齢300年
 室生神社社殿前に植わっています。 根元付近か
 ら4本に分かれ、それぞれがまっすぐに伸びて美し
 い樹形をしています。
 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周7.2m、樹齢300年
 八幡神社入口に植わっています。 根元から6m
 のところで2枝に分かれ、斜めに道路に覆いかぶ
 さるように伸びています。 根元の小枝は関東大震
 災によって根元が裂け、その先端から生じた貴重
 なものです。
 三嶋社椎の木森
 神奈川県足柄上郡大井町篠窪宮ノ平909
 東福院のイチョウ
 神奈川県足柄上郡大井町金子2754
 自得寺のナギ
 神奈川県南足柄市怒田999
 樹高15m、幹周5.9m、樹齢500年
 三嶋杜の森は、椎・杉・欅などがありますが、何百年
 も経た椎の木の大木26本が繁茂しているので「椎
 の木森」と言われています。 特に矢倉沢往還を覆
 うように斜めに伸びている古木は圧巻です。
 かながわ名木100選
 樹高25m、幹周4.3m、樹齢400年
 均整がとれた美しい樹形をしており、乳柱が垂れ下
 がっています。 秋には多くのギンナンをつけます。
 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周3.0m、樹齢300年
 自得寺の右端、民家前の道路脇に植わっています
 。 神奈川県内で最大と言われ、均整のとれた美し
 い樹形をもつ古木です。
 かながわ名木100選
 広済寺のカキ
 神奈川県小田原市中村原691
 前川近戸神社の社叢
 神奈川県小田原市前川1431
 真楽寺のボダイジュ
 神奈川県小田原市国府津3−2−22
 樹高8.5m、幹周2.0m、樹齢300年
 広済寺入口、墓地の前に植わっています。 主幹
 が空洞化していますが、広済寺が寛政8年(1796
 )に火災で焼失した際に焼損したためです。 果実
 は5cmほどの甘柿で品種は「とやま」と呼ばれて
 います。
 海に近い丘陵地南側の比較的急傾斜地にあり、
 温暖帯性や沿岸性の常緑広葉樹が多く自生して
 いて、照葉樹の自然林としてはこの地方の代表的
 な社叢です。 クスノキ(幹周5.1m)、モッコク(
 幹周1.8m)、モチノキ(幹周1.8m)は市内最大
 級の古木です。
 樹高16m、幹周2.23m、樹齢360年
 新編相模国風土記稿に「菩提樹、親鸞手植のもの
 と云、囲7尺」とあり、当時は幹周2.1mの大樹で
 単幹であった事が分かります。 現在ある菩提樹は
 、株元が3幹で、そのうち2幹が分岐して双幹となり
 、計5幹となっています。 今から130年ほど前の火
 災で損傷し株だけが生き残っていたものが、その後
 ひこばえが生え成長したものが現在の木のようです
 。
 菅原神社のムクノキ
 神奈川県小田原市国府津1752
 上輩寺の乳イチョウ
 神奈川県小田原市酒匂2−44−27
 御感の藤
 神奈川県小田原市城内8−1
 樹高16m、幹周5.1m
 国府津の天神さんで知られる菅原神社の境内の
 右側、水神さんの祠の傍に立つ巨木です。 天保
 12年(1841)に成立した「新編相模国風土記稿」
 に「神木に楠、槻、椋、山礬の老木あり」と書かれ
 ており、この椋とあるのがこの木を指しているもの
 と思われます。 主幹が高さ5mほどの所まで空
 洞になっています。
 樹高28m、幹周5.0m、樹齢600年
 枝張東西15m、南北17mあり、小田原市内で勝
 福寺の大イチョウに次ぐ大きさです。
 乳柱が100本を越えるほど多く、長さ1m以上のも
 のが20本近くもあります。
 かながわ名木100選 
 樹高2.7m、樹齢200年
 小田原城跡の堀のほとりに3株のフジが植えられて
 います。 樹齢約200年(東側)、約150年(中央)、
 約100年(西側)の古木です。
 この藤は小田原城二の丸御殿に鉢植えされていた
 大久保公愛玩のもので、大正11年に移植されまし
 た。 大正天皇が皇太子の頃、この藤を見て感嘆さ
 れたことから「御感の藤」と呼ばれるようになりまし
 た。
 イヌマキ、ビャクシン、巨松−市天然記念物
 かながわ名木100選
 小田原城跡のイヌマキ
 神奈川県小田原市城内3−22
 小田原城跡のビャクシン
 神奈川県小田原市城内3−22
 小田原城跡本丸の巨松
 神奈川県小田原市城内3−22
 樹高20m、幹周4.5m
 常盤木橋の前にある、小田原市内最大のイヌマキで
 す。 左巻きにねじれた主幹は、地上5mのところで
 四つに分かれています。 以前は四方へ枝を広げ、
 傘状の見事な姿をしていたのですが、台風により北
 側の大枝が折損し、現在の姿になってしまいました。
 藤、ビャクシン、巨松−市天然記念物
 樹高15m、幹周3.1m
 小田原市内最大のビャクシンです。
 主幹の地上約4.5mのところで2つの支幹に分かれ
 、各々が枝葉を伸ばして樹冠を形作っています。
 幹の表面に相当の損傷を受けており、一見痛々しい
 感じもします。
 藤、イヌマキ、巨松−市天然記念物
 樹高30m、幹周5.3m、樹齢400年
 天保年間(1830〜1844)の「雑中雑志」に、「御本
 丸多聞櫓の近き方に七本松という老松あり」とあり
 ます。 この木はその7本松のうちの1本と推定され
 ます。 主幹は少し東に傾いていますが、今もクロ
 マツ特有の優美な姿を保っています。
 藤、イヌマキ、ビャクシン−市天然記念物
 かながわ名木100選
 真福寺のイトヒバ
 神奈川県小田原市早川892
 真福寺のタブノキ
 神奈川県小田原市早川892
 五所神社の銀杏
 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下357
 樹高16m、幹周2.9m
 本堂左側に植わっています。 主幹は地上4mのと
 ころで5本に分岐し、支幹は10m近くまでまっすぐ
 に伸びています。 枝張りは東西6m、南北4mあり
 ます。
 タブノキ−小田原市指定天然記念物
 樹高25m、幹周4.6m
 本堂裏側の墓地の中に植わっています。 大きく枝
 を広げ、枝張りは東西25m、南北25mもあります
 。 市内最大級の古木です。
 イトヒバ−小田原市指定天然記念物
 樹高25m、幹周8.8m、樹齢800年
 湯河原地区最大級のイチョウです。 雄株で、主幹
 は30度近く傾斜しています。 主幹にはたくさんの
 乳が下がっています。 中は空洞になっていますが
 樹勢は衰えていません。
 本殿−神奈川県指定有形文化財
 五所神社の楠
 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下357
 明神の楠
 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下353
 産土八幡神社の楠
 神奈川県足柄下郡湯河原町城堀2171
 樹高36m、幹周8.2m、樹齢600年
 湯河原町の樹木の中でも最大の樹高をもつ木です
 。 樹勢も良く、幹はまっすぐに伸び、四方に枝を広
 げています。
 本殿−神奈川県指定有形文化財
 かながわ名木100選
 樹高18m、幹周11.8m、樹齢800年
 五所神社の道路を挟んで反対側に植わっています
 。 根回りは15.6mもあります。 反対側に回ると
 幹に穴が開いており、中心に祠が祀ってあります。
 そして幹の穴は完全に突き抜けており、下からのぞ
 くと空が見えました。 昔はこの木の下が参道で、
 数多くの楠が生い茂っていました。
 樹高25m、幹周6.3m、樹齢600年
 石段を上って行くと鳥居の右側にそびえ立っていま
 す。 神社をグルっと回っていくと境内の左角に植
 わっており根元にはたくさんの石仏が祀られていま
 す。
 弘明寺町のタブノキ
 神奈川県横浜市南区弘明寺町257
 鶴岡八幡宮の大イチョウ
 神奈川県鎌倉市雪ノ下2−1−31
 神武寺のなんじゃもんじゃ
 神奈川県逗子市沼間2−1402
 弘明寺の石段を下り山門をくぐって参道を歩き、3
 0mほど先の交差点を右折すると右側のマンション
 の脇に見えてきます。 道路の反対側の幹は空洞
 になっています。
 
 横浜市名木古木指定
 樹高30m、幹周6.8m、樹齢800年
 3代将軍源実朝が鶴岡八幡宮に参拝の際イチョウ
 に隠れていた別当の公暁に暗殺されてしまいます
 。 このことから「隠れイチョウ」の別称がついてい
 ます。 2010年3月10日、強風により倒木。
 6月8日指定解除されました。
 上宮、摂社若宮、末社丸山稲荷社本殿−国指定重
 要文化財  白旗神社−市指定有形文化財
 ビャクシン、マキ−市指定天然記念物
 樹高20m、幹周2.8m、樹齢400年
 神武寺薬師堂前の楼門脇に植わっています。
 ホルトノキで、この木は分布の北限です。樹種がわ
 からなかったので「なんじゃもんじゃ」と呼ばれて親
 しまれてきました。
 薬師堂−神奈川県指定有形文化財
 かながわ名木100選
 沢井の諏訪神社のエゾエノキ
 神奈川県相模原市藤野町沢井639
 川尻八幡宮のスダジイ
 神奈川県相模原市緑区川尻4171
 川尻八幡宮のスダジイ(御神木)
 神奈川県相模原市緑区川尻4171
 樹高30m、幹周3.8m、樹齢350年
 諏訪神社の石段右側に植わっています。 神社は非
 常に細い路地の先にありますが、エゾエノキは遠く
 からでもすぐに見つけることができます。
 かながわ名木100選
 樹高20m、幹周5.5m、樹齢300年
 県道48号線(鍛冶谷相模原線)に面して建つ川
 尻八幡神社の入口右側に立っています。 根元
 付近より大きく二幹に別れており、いくつもの細い
 幹が合体しているように見えます。
 参道を進み拝殿前の石段を上ると左側に御神木
 のスダジイが植わっています。 立派な注連縄
 が巻かれているスダジイは、石段側に大きな穴
 が開いており、石段側に傾き支柱に支えられて
 います。
 座間神社の椎
 神奈川県座間市座間1−3437
 高部屋神社のケヤキ
 神奈川県伊勢原市下糟屋2202
 樹齢300年
 座間神社の御神木です。
 樹高20m、幹周6.5m、樹齢400年
 国道246号線から1本奥に入ったところに高部屋神
 社はあります。 昔丸山城があった場所です。 長
 後街道に面して植わっているケヤキは一見ナメクジ
 のように大きく根を広げています。
 拝殿及び幣殿、本殿−国登録文化財
 上大井の三嶋神社のムクノキ
 神奈川県足柄上郡大井町上大井331
 箱根神社 矢立のスギ
 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1
 箱根神社 安産杉
 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1
 樹高22m、幹周4.0m、樹齢300年
 三嶋神社本堂右側の薬師如来堂脇に植わってい
 ます。 やや傾いていますが、幹は高く伸び、根元
 は板状になっています。
 かながわ名木100選
 樹高35m、幹周6m、樹齢1200年
 坂上田村麻呂、源頼義が表矢を献納したと伝えられ
 ています。 石段を上りきった本堂前に植わっていま
 す。 杉の古木が多い箱根神社の中でもひときわ目
 立つ巨木です。
 かながわ名木100選
 箱根神社社殿右側、絵馬殿の後方に植わってい
 ます。 この木は古代祭祀の象徴たる 神籬として
 崇められてきました。 これがいつの頃よりか里人
 はこの大樹を健全な母胎の象徴とみなし、子孫繁
 栄を祈る子授け安産の杉と敬仰するようになりまし
 た。