千葉県 |
|
|
香取神宮 千葉県香取市香取1697
香取神宮は、式内社(名神大社)、下総国一宮。
旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神
社とされています。
また、「延喜式」神名帳では、神宮と記されたのは
大神宮(伊勢神宮内宮)、鹿島神宮、香取神宮の
3社だけでした。
関東地方を中心として全国に420社にある香取
神社の総本社で、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、茨
城県神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社
になっています。
創建は神武天皇の御代18年と伝えられ、祭神は
日本書紀の国譲り神話に登場する経津主大神で
す。
旧拝殿−千葉県指定有形文化財
香取神宮の森−千葉県指定天然記念物
神庫、神徳館表門−香取市指定有形文化財
香雲閣、拝殿・幣殿・神饌所−国登録有形文化財
|
|
|
香取神宮 本殿 |
香取神宮 楼門 |
元禄13年(1700)に建立された建物です。 正面
柱間が三間で前庇と短い後庇を加えた両流造の
全国でも最大級のもので、黒漆塗、檜皮葺の重厚
な社殿です。 蟇股や虹梁・組み物には極彩色の
装飾が施され、桃山様式の手法を受け継いでいま
す。 |
本殿と同じく、元禄13年(1700)に建立された建物
です。 3間1戸で、屋根は入母屋造銅板葺ですが
もとは栩葺でした。 鮮やかな朱塗りが特徴的な建
物です。 |
|
成田山新勝寺
千葉県成田市成田1−1
成田山新勝寺は真言宗智山派の寺です。 関東三
大不動のひとつとされ、高尾山薬王院、川崎大師
平間寺とともに真言宗智山派の関東三大本山のひ
とつとなっています。
朱雀天皇の天慶2年(939)、平将門の乱平定の為
東国へ遣わされた寛朝大僧正が天慶3年(940)に
開山したお寺です。
源頼朝、水戸光圀、二宮尊徳、山岡鉄舟など多数
の有名人が参拝しており、歌舞伎役者の市川團十
郎が成田不動に帰依して「成田屋」の屋号を名乗っ
ています。 毎年300万人の人が初詣に訪れ、初
詣客数は明治神宮に次ぐ全国二位になります。
薬師堂、一切経堂、鐘楼、清滝権現堂
−成田市指定文化財
大ケヤキ−成田市指定天然記念物 |
|
|
新勝寺 仁王門 |
新勝寺 三重塔 |
文政13年(1830) に建立された三間一戸八脚門で
入母屋造、正面千鳥破風及び軒唐破風、背面軒唐
破風付、銅板葺の建物です。 門の左右に密迹金剛
那羅延金剛の二尊が奉安され、裏仏として、広目天
多聞天の二天が奉安されています |
正徳2年(1712)に建立された三間三重塔婆、銅板
葺の建物です。 総高は25mで、塔内には大日如
来を中心に五智如来が奉安され、周囲には十六羅
漢の彫刻がめぐらされています。 |
|
|
|
新勝寺 釈迦堂 |
新勝寺 額堂 |
新勝寺 光明堂 |
安政4年(1857)桁行五間、梁間五間、一重、入母屋
造、正面千鳥破風付、向拝一間、軒唐破風付、瓦棒
銅板葺の建物です。 かつての本堂で、大本堂の建
立にあたって昭和39年(1964)に現在の場所に移さ
れました。 釈迦如来や、普賢、文殊、弥勅、千手観
音の四菩薩が奉安されています。 |
文久元年(1861)に建立された桁行正面三間、背面
六間、梁間二間、入母屋造、桟瓦葺の建物です。
信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物です
。 七代目市川團十朗丈が寄進された石像がありま
す。 |
元禄14年(1701)に建立された桁行五間、梁間五間
、一重、入母屋造、桟瓦葺の建物です。 新勝寺で
一番古い建物です。 釈迦堂の前の本堂で、大日如
来、愛染明王、不動明王が奉安 されています。 |
|
|
|
|
旧御子神家住宅
千葉県成田市大竹1451 房総のむら |
宝珠院 観音堂
千葉県印西市小倉1138 |
笠森寺 観音堂
千葉県長生郡長南町笠森302 |
安永8年(1779)に建立された、桁行15.3m、梁間
8.2m、延床面積126.3u、木造平屋、寄棟造、
茅葺の建物です。 同県安房郡丸山町(現南房総市
)にあったもので、安房地方の典型的な「直屋型」の
民家です。
旧平野家住宅−千葉県指定有形文化財 |
永禄6年(1563)桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造
、茅葺の建物です。 宝珠院は廃寺になっており、泉
倉寺の所蔵管理となっています。 来迎柱、厨子、天
井や壁上部の組物に色彩豊かな装飾がなされてい
ることから「光堂」とも呼ばれています。
観音杉−その他の古木 |
笠森寺は天台宗別格大本山です。 観音堂は、桁
行17m、梁間14m、棟高34m、床高20m、階級
75段の一重、寄棟造、銅板葺の建物で、文禄6年
(1597)に建立されました。 日本唯一の四方懸造
の建物です。 岩山の頂上に岩山全体を覆うように
した61本の束柱で支えられて建てられています。
本坊表門−長南町指定有形文化財
笠森寺自然林−国指定天然記念物
坂東三十三観音札所第31番 |
|
|
|
|
大聖寺 不動堂
千葉県いすみ市大原10676 |
渡辺家住宅
千葉県夷隅郡大多喜町久保126 |
西願寺 阿弥陀堂
千葉県市原市平蔵1360 |
大聖寺は寛治年間(1247-1249)に創建された天台
宗のお寺で、関東三十六不動霊場、35番札所です。
不動堂は、正面三間、側面三間で、屋根は茅葺の
寄棟造の建物です。 軒は二重繁垂木、正面中央
は桟唐戸、両脇及び側面は舞良戸と板壁になって
います。 建築年代を示す資料は残っていませんが
室町時代のものと推定されています。 |
渡辺家は大多喜藩の御用達を勤めた商家で、「穀
家」の屋号で知られています。
この建物は嘉永2年(1849)に建造された江戸時
代末期の代表的な商家造りです。 寄棟桟瓦葺、
二階建ての建物です。 間取りは店・茶の間・中
の間・奥座敷となり、南に勝手の間・土間がありま
す。 |
西願寺は、平蔵城主平将経が創建した天台宗のお
寺です。 阿弥陀堂は明応4年(1495)に建立され
た正面三間、側面三間、茅葺寄棟造の建物です。
建立当時の堂は、上部は全て金箔塗り、下部は朱
塗であったことから、平蔵の光堂と呼ばれていまし
た。 |
|
|
|
|
鳳来寺 観音堂
千葉県市原市吉沢237−1 |
飯香岡八幡宮 本殿
千葉県市原市八幡1057 |
神野寺 表門
千葉県君津市鹿野山324−1 |
観音堂は元は吉沢城守護の善福寺にありましたが
衰退後の明治16年に鳳来寺に合併されました。
鳳来寺も今は廃寺となってしまったため観音堂だけ
が残されています。 堂は正面三間、側面三間の
三間堂で、茅葺寄棟造りです。 室町時代後期に
建立された建物です。 |
飯香岡八幡宮は、白鳳年間(675)に一国一社の八
幡宮として勧請されたことに始まります。
本殿は室町時代中期の建立で、正面三間、側面二
間の身舎に入母屋造りの屋根がのり、その正面三
間に梁間一間の向拝が付き、周辺に廻縁がめぐらさ
れています。
拝殿−千葉県指定有形文化財
夫婦銀杏−千葉県指定天然記念物 |
神野寺は、房総三山のひとつ、鹿野山の頂きに建つ
聖徳太子の開基と伝えられる、真言宗智山派のお
寺です。 永正年間(1504-1520)の建立と伝えられ
ています。 表門は客殿に通じる門で、切妻造り、茅
葺の四脚門で、組物や軸部の様式は、ほとんど禅
宗様で造られています。
本堂−千葉県指定有形文化財
大桑−千葉県指定天然記念物 |
|
石堂寺 千葉県南房総市石堂302
伝承では神亀3年(726)、行基の開創といわれている天台宗の寺院です。 当初は「石塔寺」と称し、近江(滋賀県)と上野(群馬県)の石塔寺とともに日本三塔寺
に数えられていました。 文永19年(1487)の火災で全焼しましたが、永正10年(1513)に再興されました。 室町時代末期、当寺で養育された足利頼氏の幼名石
堂丸にちなみ、「石堂寺」に改められました。 「南総里見八犬伝」で有名な戦国大名「里見氏」の信仰が厚かった寺院です。
山王堂−千葉県指定文化財、鐘楼堂−南房総市指定文化財 |
|
|
|
石堂寺 本堂 |
石堂寺 多宝塔 |
石堂寺 薬師堂 |
永正10年(1513)の建立です。 様式は唐様で、桁
行4間、梁間3間、一重、寄棟造、妻入の県下最大
の国指定木造建築です。 昭和41年に茅葺から銅
板葺に改められました。 |
天文14年(1545)の建立です。 様式は上層唐様、
下層和様の折衷様式です。 江戸時代以前の多宝
塔は関東には極めて少なく貴重な建物です。 |
天正3年(1575)の建立です。 石堂原に石堂寺境外
仏道として建立されましたが、昭和46年に移築され
ました。 様式は唐様で、桁行3間、梁間3間、一重、
寄棟造、茅葺の建物です。 |
|
|
|
|
旧尾形家住宅 主屋
千葉県南房総市石堂301 石堂寺 |
旧尾形家住宅 土間
千葉県南房総市石堂301 石堂寺 |
|
尾形家は、宝永6年(1709)に没した中条流の医者尾形宮内を初代とする、名主を勤めたことのある旧家で
す。 建物は享保13年(1728)に建てられ、居間と土間とを分けた別棟造りの構えになっています。 居間
がL字型をもつ数少ない例です。 江戸時代末期に至り、別棟造りであった土間を撤去し、新たに主屋の棟
を延長して同一棟内に取り込む大きな改造がありました。 |
|
桁行12.8m、梁間10m、寄棟造、茅葺の建物です |
桁行8.4m、梁間4.5m、寄棟造、妻入、茅葺の建
物です。 |
|
|
|
|
香取神宮 旧拝殿
千葉県香取市香取1697 |
旧平野家住宅
千葉県成田市大竹1451 房総のむら |
旧手賀教会堂
千葉県柏市手賀666−21 |
本殿とともに元禄13年(1700)に建てられた建物
で、現在は祈祷殿として使われています。 間口
五間、奥行三間、入母屋造、銅板葺き(当初はと
ち葺き)の建物です。
本殿、楼門−国指定重要文化財
香取神宮の森−千葉県指定天然記念物
神庫、神徳館表門−香取市指定有形文化財
香雲閣、拝殿・幣殿・神饌所−国登録有形文化財 |
寛延4年(1751)に建築された、間口18m、奥行6
mの建物です。 茅葺寄棟造で、客用の玄関
や27畳分の板の間が設けられています。 平野家
は代々名主役を務める家柄で富津市亀沢から移築
されました。
旧御子神家住宅−国指定重要文化財 |
明治6年(1873)ニコライ大司教により日本ハリスト
ス正教会の布教活動が始まりました。 千葉県に
は明治8年法に典(船橋市)、10年に大森・船穂(
印西市)、布佐(我孫子市)に教会が設置されまし
た。 そして手賀、布瀬地区では明治12年に教会
を創立、同14年に教会堂を設置しました。 これ
が現在の旧手賀教会堂です。 首都圏近郊では現
存する最古の教会堂となっています。 |
|
|
|
|
称念寺 本堂
千葉県長生郡長南町千田1370−1 |
飯縄寺 本堂
千葉県いすみ市岬町和泉2933 |
飯香岡八幡宮 拝殿
千葉県市原市八幡1057 |
称念寺は徳治2年(1307)創建された浄土宗のお寺
です。 本堂は享保15年(1730)年に建立された建
物です。本堂内の欄間には初代伊八作の「龍三体
の図」があります。 |
飯縄寺は、大同3年(808)に慈覚大師が開いたと伝
えられる天台宗の寺院です。
本堂は、寛政9年(1797)の建立された五間堂で、欄
間には江戸時代の彫刻師武志伊八郎信由、俗称「
波の伊八」作の牛若丸と大天狗の彫物があります。
仁王門、水屋、鐘楼−市指定有形文化財 |
飯香岡八幡宮は、白鳳年間(675)に一国一社の八
幡宮として勧請されたことに始まります。
拝殿は元禄4年(1697)の建立で、正面五間、側面
三間、屋根は本殿と同じく入母屋造りで、正面中央
に千鳥破風を付けています。 向拝中央は軒唐破
風となっています。
本殿−国指定重要文化財
夫婦銀杏−千葉県指定天然記念物 |
|
|
|
|
神野寺 本堂
千葉県君津市鹿野山324−1 |
清澄寺 中門
千葉県鴨川市清澄322−1 |
誕生寺 仁王門
千葉県鴨川市小湊183 |
神野寺は、房総三山のひとつ、鹿野山の頂きに建つ
聖徳太子の開基と伝えられる、真言宗智山派のお
寺です。 本堂は宝永7年(1710)の再建です。 銅
板瓦棒葺に屋根が2階のように見える重層入母屋
造り、方三間の堂で、正面三間、側面二間、裏面に
双折棧唐戸を付け、正面、裏面一間に登階段を付
けています。
表門−国指定重要文化財
大桑−千葉県指定天然記念物 |
清澄寺は、日蓮宗大本山で、日蓮聖人修行の地、
そして日蓮宗立教開宗の聖地として知られています
。 中門は正保4年(1647)に創建され、天保8年(1
837)に改修されています。 一門一戸の四脚門で、
屋根は茅葺の切妻造りです。 和様を主とした折衷
洋式で、江戸時代初期の建物としては彫刻などの
装飾も少なく、簡素な美しさがあります。
大スギ−国指定天然記念物
大クス−鴨川市指定天然記念物 |
誕生寺は、建治2年(1276)に日蓮の誕生を記念して
出身地に建立された日蓮宗の大本山です。 誕生寺
の七堂伽藍は宝暦8年(1758)の大火によって仁王
門を残して全て焼失してしまいました。 焼失を免れ
た仁王門は宝永3年(1706)に建立されました。 間
口14.8m、奥行5.8mの五間三戸瓦葺重層門で
県内最大規模のものです。 |
|
|
|
|
石堂寺 山王宮
千葉県南房総市石堂302 |
めがね橋
千葉県南房総市白浜町滝口 |
手力雄神社 本殿
千葉県館山市大井1139 |
石堂寺は天台宗に属し、総本山は比叡山延暦寺で
す。 天台の古刹は日吉山王を祀るのが習わしであ
るため、近江の国から日吉山王を勧請して祀ったの
がこの宮です。 様式は三間社流れ造りで、多彩な
絵様に桃山時代の特徴がうかがえます。
本堂、多宝塔、薬師堂−国指定重要文化財
鐘楼堂−南房総市指定文化財 |
神長尾川に架かる石積み工法の洋式三重橋です。
明治21年(1883)に竣工されたこの橋は、長さ20m
、幅4mあります。 この橋ができる以前は長尾川に
橋は架かっておらず、川の中を歩いて渡っていたと
思われます。 |
三間社流造の建物で、全体に朱塗りが施され、彫刻
も極彩色で色どりよく仕上げられています。 屋根は
現在桧皮葺ですが、もとは柿葺でした。 天正12年
(1584)の建立で、宝永6年(1709)に修理、改修され
た建物です。
大杉−館山市指定天然記念物 |
|
|
|
|
那古寺 多宝塔
千葉県館山市那古1125 |
那古寺 観音堂
千葉県館山市那古1125 |
|
那古寺は那古観音とも呼ばれる真言宗智山派のお寺で、坂東三十三札所の「総納札所」になります。
創建は養老元年(717)に行基が創建したと伝えられています。 元禄16年(1703)の地震で堂塔のすべてが
倒壊してしまい、現在の建物はその後再建されたものです。
自然林、大蘇鉄−館山市指定天然記念物 坂東三十三観音札所「総納札所」 |
|
多宝塔は宝暦11年(1761)に再建されたものです。
千葉県内の多宝塔は、石堂寺と那古寺の2例しかな
く貴重な建物です。
三間多宝塔で、下方は方形、上層は円形です。 そ
の上に宝形造の屋根を置き、屋根の上に相輪をの
せています。 |
観音堂は、享保17年(1732)の再建です。
桁行5間、梁間5間の入母屋造で正面に1間の向拝
があります。 柱は床から上は円形、床下は八角に
面取りされています。 屋根は桟瓦葺です。
平成20年3月31日、平成の大改修終了。 |
|
|
|
|
香取神宮 神庫
千葉県香取市香取1697 |
香取神宮 神徳館表門
千葉県香取市香取1697 |
|
明治42年(1909)建造された校倉造の本格的な
木造建築です。
|
天明元年(1781)に香取神宮神官である大宮司家
の表門として建立されたものです。 桁行三間、梁
間二間、茅葺き屋根の門で、勅使門とも呼ばれて
います。 保存修理工事実施中でした。 |
|
本殿、楼門−国指定重要文化財、 旧拝殿−千葉県指定有形文化財
香取神宮の森−千葉県指定天然記念物、 香雲閣、拝殿・幣殿・神饌所−国登録有形文化財 |
|
成田山新勝寺 千葉県成田市成田1−1
成田山新勝寺は真言宗智山派の寺です。 関東三大不動のひとつとされ、高尾山薬王院、川崎大師平間寺とともに真言宗智山派の関東三大本山のひとつとなっ
ています。 朱雀天皇の天慶2年(939)、平将門の乱平定の為東国へ遣わされた寛朝大僧正が天慶3年(940)に開山したお寺です。 源頼朝、水戸光圀、二宮尊
徳、山岡鉄舟など多数の有名人が参拝しており、歌舞伎役者の市川團十郎が成田不動に帰依して「成田屋」の屋号を名乗っています。 毎年300万人の人が初
詣に訪れ、初詣客数は明治神宮に次ぐ全国二位になります。
仁王門、三重塔、釈迦堂、額堂、光明堂−国指定重要文化財 大ケヤキ−成田市指定天然記念物 |
|
|
|
新勝寺 一切経堂 |
新勝寺 鐘楼 |
新勝寺 清滝権現堂 |
享保7年(1722)に建立された方三間、宝形造の建
物です。 中には一切経(約2000冊)が納められて
いる輪転経蔵があります。 入口の額は松平定信公
の筆によるものです。 |
元禄14年(1701)に建立された建物です。 |
享保17年(1732)に建立された建物です。 |
|
|
|
|
新勝寺 薬師堂
千葉県成田市上町496−1 |
諏訪神社 本殿、幣殿、拝殿
千葉県流山市駒木657 |
三嶋神社 本殿
千葉県長生郡長生村宮成232 |
光明堂が本堂になる前の旧本堂です。 明暦元年
(1655)に建立され、安政2年(1855)に現在地に移
転されました。 成田山新勝寺の建物の中で、現存
する最も古い建物です。 |
本殿は桁行奥行とも一間の本体に向拝を設けてい
ます。 拝殿は桁行三間、梁行二間の建物で、とも
に文政8年(1825)に建立されました。 |
三嶋神社は慶長のはじめに火災で社殿を焼失し
本殿は貞享3年(1686)に再建された権現造の建
物です。 |
|
|
|
|
一松神社 社殿
千葉県長生郡長生村一松丙891 |
浅間神社 社殿
千葉県長生郡長生村金田2032 |
笠森寺 本坊表門
千葉県長生郡長南町笠森302 |
建築様式は本殿と拝殿を幣殿でつなぐ権現造の
建物です。 慶長19年(1614)に再建されました
が、文化の初頭、拝殿・幣殿を焼失し、文政2年
(1819)に拝殿・幣殿を再建しました。 |
明治初年に造られた一間社流造の社殿です。 正
面1.8m、横1.5m、柱高2.8m、棟高4.2mの
小さな建物です。 |
笠森寺は天台宗別格大本山です。 本坊表門は元
禄10年(1697)に建立された一間一戸の四脚門で、
切妻造り二重垂木の本瓦葺の建物です。
観音堂−国指定重要文化財
笠森寺自然林−国指定天然記念物
坂東三十三観音札所第31番 |
|
観明寺 千葉県長生郡一宮町一宮3316
観明寺は、天平6年(734)僧行基の開基、慈覚大師の中興と伝えられている天台宗の古刹です。 本堂−千葉県指定有形文化財 |
|
|
|
観明寺 四脚門 |
観明寺 水屋 |
観明寺 金比羅堂 |
江戸時代初期の建築といわれています。 屋根は切
妻型で、元は萱葺きでしたが今は銅版に葺き替えら
れています。 門の垂木は二段で、蟇股には堀家の
家紋が彫られています。 |
安永8年(1779)の政策で金比羅堂と同様、明治12
年(1879)に移築されました。 四本の柱に彫られた
浮き彫りの上がり竜、下り竜は見事な彫刻です。
現在は鞘堂の中に保存されています。 |
延享5年(1748)に建立された、正面三間、側面四間
、入母屋造りの建物です。
明治12年(1879)に玉前神社境内から移築の際、向
拝が増築されました。 当初の屋根は茅葺きでした
が、戦後は瓦葺きになりましたが、平成の修理で茅
葺きと同じ形に復元されました。 |
|
|
|
|
東浪見寺 本堂
千葉県長生郡一宮町東浪見3446 |
高滝神社社殿附末社社殿
千葉県市原市高滝1 |
|
建立年代は元禄10年(1697)と享保8年(1723)
の記録が残っています。 正面三間、側面四間、
寄棟造の建物で、屋根は茅葺でしたが銅板葺に
葺き替えられました。
軍荼利山植物群落−県指定天然記念物 |
高滝神社は三代実録に貞観10年(868)上総国正
六位上高滝神従五位下とあり、白鳳2年(662)に
鎮座された神社です。 現存する社殿は享保12
年(1727)に再建されたものです。
高滝神社の森−県指定天然記念物 |
|
|
飯縄寺 千葉県いすみ市岬町和泉2933
飯縄寺は、大同3年(808)に慈覚大師が開いたと伝えられ天台宗の寺院です。 |
|
|
|
飯縄寺 仁王門 |
飯縄寺 水屋 |
飯縄寺 鐘楼 |
正徳4年(1714)に建立された室町期様式の萱葺の
八脚門です。 飯縄寺の中で最も古い建物です |
寛政9年(1797)に建立された建物で、寛永14年(1
637)阿弥陀堂建立の古い資材を再利用した物と思
われます。 切妻瓦葺、横裏側は板で囲った開放的
で簡素な建物です。 |
弘化3年(1846)に建立された建物です。 入母屋造
瓦葺で、石造袴腰上に土台を据えて、高欄付き回縁
を設けています。 細部にまで彫刻が施された建物
です。 |
|
高蔵寺 千葉県木更津市矢那1245 坂東三十三観音札所第30番
高蔵寺は真言宗豊山派のお寺です。 用明天皇の代(585〜587)に建立され、藤原鎌足が白雉庚戍年(650)に構建したと伝えられています。 |
|
|
|
高蔵寺 山門 |
高蔵寺 本堂 |
高蔵寺 鐘楼 |
江戸時代初期に再建された八脚楼門です。 |
大永6年(1526)に再建されたものです。 縦11間
6尺、横11間、高さ11間3尺の重層入り母屋造り
の建物です。 16面取りの88本の柱に支えられ、
床下は1.8mあり、昔は床下に馬をつないだといわ
れています。 |
江戸時代初期の再建です。 |
|
|
|
|
浅間神社 本殿
千葉県富津市鶴岡474−1 |
鏡忍寺 向唐門
千葉県鴨川市広場1413 |
旧進藤家住宅
千葉県袖ヶ浦市下新田1173-1袖ヶ浦公園 |
浅間神社は、拝殿、相の間、本殿で構成されていま
す。 本殿は宝永6年(1709)の建立で、流造り、銅
板葺の三間社です。 |
鏡忍寺は日蓮聖人の小松原の法難の地に創建さ
れた名刹です。 向唐門は朱雀門ともいい、江戸
時代初期から中期頃建立された、切妻造、唐破風
、茅葺の門です。
降神の槙−市指定天然記念物 |
進藤家は、代々農業を営み、江戸時代末期には知
行主の御地方役代官をつ勤めた旧家です。
この建物は弘化4年(1847)に建築された、正面18
.5m、側面9.5mという規模の大きな建物です。
上手となる質の高い部屋を4室備えており、各部屋
の意匠に差をもたせているという、19世紀前期の
特徴があります。 |
|
|
|
|
福聚院 山門
千葉県南房総市市部343−1 |
福聚院 駕籠置台
千葉県南房総市市部343−1 |
石堂寺 鐘楼堂
千葉県南房総市石堂302 |
山門は勝山藩祖酒井忠国の父忠朝の邸にあった
もので、寛文2年(1662)の葬儀の後、供養のため
に寄進したものと言われています。 |
酒井氏が寺を訪れた際、用いた駕籠の置き場です
。 山門前の左側に設置されています。 |
天明3年(1783)の建立です。 桁行2間、梁間2間
の建物です。 中に元弘元年(1331)初鋳の鐘を吊
っています。
本堂、多宝塔、薬師堂−国指定重要文化財
山王宮−千葉県指定文化財 |
|
|
|
|
円蔵院 本堂・玄関・庫裏・客殿
千葉県南房総市千倉町北朝夷2392 |
円蔵院 鐘楼
千葉県南房総市千倉町北朝夷2392 |
日運寺 仁王門
千葉県南房総市加茂2124 |
円蔵院は安房の三巨刹の一つといわれ、53の末寺を持っていた真言宗智山派のお寺です。 境内のアジ
サイが有名です。 |
日運寺は、文永元年(1246)、日蓮聖人が鎌倉より
小湊に帰る途中に止宿し、日蓮宗に改宗した由緒あ
るお寺です。 仁王門は享保11年(1726)に建立さ
れた円柱八脚門です。 昭和55年(1980)に銅板葺
に葺き替えられました。
榧−南房総市指定天然記念物 |
多本堂は享和3年(1803)の建立です。
百畳敷き本堂の欄間、扁額、経蔵筺は初代後藤義
光の作です。 |
観鐘楼は、円蔵院で一番古い建物で、享保8、9年
(1723、4)の銅鐘があります。 |
|
|
|
|
鶴谷八幡神社 本殿
千葉県館山市八幡76 |
洲崎神社 本殿
千葉県館山市洲崎1697 |
|
鶴谷八幡神社は、平安時代初期に安房国総社とし
て創建され、鎌倉時代に現社地に遷座た由緒ある
神社です。 本殿は享保4年(1717)の建立で、三
間社流造、銅板葺の社殿です。
イヌマキ−指定外の古木 |
洲崎神社は安房国一宮とされている神社です。
本殿は延宝年間(1673〜81)の造営といわれていま
す。 屋根は銅板葺の切妻造で、前方の流れを延長
して向拝屋根とした三間社流れ造で朱塗りで仕上げ
られています。 装飾が多く、江戸中期の神社建築
の特徴をもつ貴重な建物です。
自然林−千葉県指定天然記念物 |
|
|
|
|
|
香取神宮 拝殿・幣殿・神饌所
千葉県香取市香取1697 |
香雲閣
千葉県香取市香取1697 |
伊勢幸酒店 店舗兼主屋
千葉県夷隅郡大多喜町久保字根古屋132 |
大修築により昭和15年(1940)に建設された木
造平屋建、檜皮葺、建築面積298uの建物です
。 本殿正面に権現造風に幣殿・拝殿を繋げ、拝
殿正面に千鳥破風と軒唐破風を付けています。
軸部を黒漆塗、組物・蟇股を極彩色としています。 |
明治33年(1900)に建てられた木造2階建、瓦葺
、建築面積304uの建物です。 集会や直会に用
いられてきた2階建、寄棟造の和風建築で、1階正
面に唐破風造の玄関を設けています。 |
明治6年(1873)に建築された、寄棟造平入、木
造2階建、瓦葺の建物です。 正面および北面に
下屋庇、南面に玄関を付け、背面には平屋建が
突き出ています。 1階は店舗となっており、間口
を大きく開き、2階正面は全面に格子戸を建て込ん
でいます。 |
|
|
|
|
犬吠崎灯台
千葉県銚子市犬吠埼9576 |
磯角商店主屋
千葉県銚子市飯沼町186 |
|
明治7年(1874)に建築された、煉瓦造、高さ31
m、建築面積41u、外径7.2mのほぼ円筒形
のの灯台です。 房総半島東北端の海抜20mの
地点に建っています。 下端に半円形付属舎を付
け、煉瓦造灯塔の上に鉄製及び青銅製の灯室及
び灯籠を設けています。 わが国最初期の大規
模煉瓦造構造物です。 |
昭和28年(14953)、木造2階建、瓦葺、建築面
積78uの建物です。 木造二階建の和風住宅
の南面に洋間の応接室を張出し、ガラスブロック
の塀を設けた和洋折衷の建物です。 |
|
|
|
|
|
豊乃鶴酒造 主屋
千葉県夷隅郡大多喜町新丁字下宿88 |
豊乃鶴酒造 工場
千葉県夷隅郡大多喜町新丁字下宿88 |
豊乃鶴酒造 煙突
千葉県夷隅郡大多喜町新丁字下宿88 |
明治7年(1874)に建築された、木造2階建、瓦葺
、建築面積134uの建物です。 大多喜城下の
市場町として栄えた集落に位置する造り酒屋の主
屋です。 厨子二階建ての町家で、二階の軒を出
桁造とするなど質が高く、出窓格子、上げ戸など往
時の趣を良く伝えている建物です。 |
明治8年(1875)に建築された、木造平屋建、瓦葺
、建築面積417uの建物です。 南北棟の切妻造
桟瓦葺2棟を東西に並べ、南面に下屋を通して入
母屋造風の外観としています。 |
昭和23年(1948)に建造された煉瓦造の煙突で
す。 基礎部分は方1.6mの正方形平面で、高さ
は16mあります。 イギリス積で積み上げ、頂部
は三段に迫り出し、足下に点検口を設けています。 |
|
宮醤油店脇蔵 千葉県富津市佐貫247
宮醤油店は、江戸時代末期の天保5年(1834)に上総国佐貫藩一万六千石の城下町に創業した老舗の醤油店です。 人工的な温度管理をしない天然醸造方式
の醤油を製造しています。 年間製造石数二千石(1.8L瓶20万本)という小規模の蔵ですが、全国醤油品評会ではほぼ毎年上位に入賞しています。 明治5年
(1872)に建築された西蔵をはじめ、明治25年(1892)建築の店舗・主屋・脇蔵、明治40年(1907)建築の東蔵・旧米蔵、大正8年(1919)建築の奥蔵、大正14年
(1925)建築の離れなど9棟の建物が国登録文化財に登録されてます。 江戸末期から明治・大正期の集合的な建築物として貴重な存在です。 |
|
|
|
宮醤油店脇蔵 |
宮醤油店店舗 |
宮醤油店店蔵 |
店舗の東側に建つ建物です。 桁行3間、梁間2間
半、土蔵造2階建、妻入の切妻造、桟瓦葺、建築面
積24uの建物です。 |
桁行5間、梁間3間、木造2階建、平入の切妻造、桟
瓦葺、建築面積60uの建物で、明治25年(1892)
に建築されました。 現在も店舗として使用されてい
ます。 |
店舗の西側に連続して建つ建物です。 桁行3間、
梁間2間半、土蔵造2階建、平入の切妻造、桟瓦葺
、建築面積32uの建物です。 |
|
|
|
|
大野屋旅館
千葉県成田市仲町368 |
野島崎灯台
千葉県南房総市白浜町白浜630 |
|
昭和10年(1935)に建築された、木造3階建、スレ
ート葺、建築面積603uの建物です。 成田山新勝
寺の表参道に面して建つ、間口8間、奥行14間の
大規模な建物で、3階の114畳敷き大広間には能
舞台を設けています。 入母屋屋根北東側流れに
望楼を頂いています。 |
千葉県房総半島の最南端野島崎に立つ、白亜の八
角形をした塔高29mのコンクリート造灯台で、「日本
の灯台50選」に選ばれています。 慶応2年(1866)
アメリカ・イギリス・フランス・オランダとの4か国と結
んだ「改税条約」によって建設を約束した8か所の灯
台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊
王島、佐多岬、潮岬)のひとつで、明治2年(1870)
に観音埼灯台に続いて、日本の洋式灯台では2番
目に初点灯しました。 関東大震災によって倒壊し
たため、現在の灯台は大正14年(1925)に再建さ
れました。 |
|