2011年9月12〜13日(月・火) 茨城県、坂東三十三観音巡り
                                 一泊ツーリング

                                 参加者    : PaPaKo(アドレスV125G)
                                 総走行距離 : 517km 41.4km/l
                                           (1日目244km、2日目273km)


 1日目(9/12)
 8:00 日枝神社 茨城県常総市菅生町4892
 
 今日はかねてから計画していた茨城県の坂東三十三観音霊場巡りツーリングへ。 どちらかというと、走りのツーリングではなく観光ツ
 ーリングになるので、高速道路もほとんど使う必要のないことから、小回りの効くアドレスで出発です。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 国道17号線から国道16号線に入ります。 江戸川を越え千葉県に突入です。 柳沢交差点で県道3号線に入ると、通勤時間帯のた
 めかものすごい渋滞にはまってしまいました。(+_+)  利根川を渡るといよいよ茨城県です。 坂東市から常総市に入り、県道252号線
 へ。 菅生小入口交差点を左折し400mほど走ると右側に日枝神社が見えてきました。
 この神社は承平元年(931)に創建されたと伝えられる古社で、平将門が妙見菩薩を刻納したと伝えられています。 拝殿裏には、明治
 5年(1872)に再建された、市文化財の本殿が建っています。
 8:25 一言主神社
            茨城県常総市大塚戸町875
 
 県道252号線を北へ向かいます。
 東仁連川を越えてしばらく走ると「一言主
 神社」の案内板が見えてきました。 案内
 板に従ってバイクを走らせると神社に到着
 しました。
 でも・・・何やら境内が騒がしい。 出店が
 あちこちに張られ、縁日の準備をしている
 みたい・・・。 (後でわかったのですが、9
 /13は例大祭で、江戸時代から伝わる
 綱火が奉納されるみたいです)
 この神社の本殿は市文化財に指定されて
 います。 参拝後、本殿を見ようと拝殿裏
 に回ると、御神木のすぐ脇に「三竹山の御
 神水」がありました。

 十分見学できたので神社を後にします。
 県道252号線に出ると道路反対側に立派
 な巨木が見えます。 何だろうと近づくと、
 市天然記念物の「大塚戸のムクノキ」でし
 た。 将門街道(銚子街道)の一里塚の名
 残りの木らしいです。
 8:50 妙音寺 茨城県坂東市神田山272
 
 県道252号線を北へ向かい坂東市へ入り
 ました。 1kmほど走ると左側に妙音寺が
 見えてきます。 猿島坂東観音霊場新八
 番札所だそうです?
 山門をくぐると細長い境内。 左側には本
 堂、本堂前に丸く枝を張った巨木が見えま
 す。 市天然記念物の多羅葉の木です。
 9:10 坂野家住宅(水海道風土博物館) 茨城県常総市大生郷町2037
 
 国道354号線から県道135号線、県道123号線を走ると、再び常総市になります。
 すぐに坂野家住宅の案内板が見えてくるので、案内板に従って右折します。 坂野家住
 宅には、国指定重要文化財の主屋、表門、市文化財の書院が300円で見学できます。
 少し走ると左側に広い駐車場が見えてきました・・・っが、ロープが張ってあります。 本日
 休館日。(+_+) やっぱり月曜日の公共施設訪問はダメですね。
 雰囲気だけでもと敷地外周をグルッと回ると、裏側にも小さな駐車場があり、ナント表門
 が見えるじゃないですか。v(^o^)v とりあえず表門だけゲットです。
 9:40 金村別雷神社 茨城県つくば市上郷8319−1
 
 国道123号線から間違えて県道123号線に入ってしまいました。 神社はどこ?って探していたら案内板発見。 案内板はおかしな場
 所へ案内していきます。 そのままたどって行くと小貝川の土手を走った挙句、鉄製の細い橋へ。 しかも通行止め。 ここはバイクを押
 して歩行者として通過(VTRじゃなくて良かった)。 金村別雷神社は広い土手の中にありました。 この神社は承平元年(931)に創建さ
 れた関東三雷神の一つに数えられる由緒ある神社です。 でも・・・なぜこんな場所に建てたのか不明です。
 参拝を済ませ境内の散策に・・・。 県文化財の本殿と覆屋市文化財の拝殿、神楽殿、回廊と見所満載の神社です。
 10:05 随翁院 茨城県つくば市上郷3148
 
 県道133号線を北へ向かいます。 川口
 公園を通り過ぎ、すぐ先を左折すると正面
 に山門が見えてきました。 随翁院です。
 随翁院は寛正6年(1465)に開山した古刹
 です。 山門の右側に鐘楼、そして奥には
 本堂が見えます。 3つの建物すべてが
 有形文化財に指定されています。
 なぜかホッと落ち着きを感じられる静かな
 お寺です。
 10:25 吉沼八幡神社
             茨城県つくば市吉沼1456
 
 県道133号線をさらに北上します。 豊里
 ゴルフクラブを過ぎ、吉沼の信号を左折し
 ます。 300mほど走ると右側に神社が見
 えてきました。 吉沼八幡神社です。 入口
 は狭いですが奥に行くに従って広くなって
 いる三角形の敷地の神社です。 寛治元
 年(1087)に創建された古社で、本殿と本
 殿覆屋は県文化財に指定されています。
 11:00 清瀧寺(坂東三十三観音札所第26番) 茨城県土浦市小野1151

 県道53号線をひたすら西へ向かいます。 国道125号線を横断すると土浦市に入りました。 案内板に従って県道199号線を左折し
 ようとすると「この先二輪車通行止め」の標識。(+_+) 行ける所まで行ってみようと左折します。 1.5kmほど走った所でY字路。 右側
 の不動峠に通じる道は二輪車通行止め。 清瀧寺への道は通行できました。
 500mほど走ると正面に石段が見えてきました。 第26番札所の清瀧寺に到着です。 ここより50m先にある駐車場にバイクを停め
 石段を登り・・・ん、石段右側の祠の前に石鉢があり、竹筒から水が流れ出ているではないですか。 清瀧観音の清水発見です。v(^o^)v
 境内はとても静かです。 観光客が一組だけ。 私にとって22か所目の坂東三十三観音霊場です。 お参りも終わったし次へ向かいま
 すか。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 12:25 笠間稲荷神社
               茨城県笠間市笠間39
 
 県道53号線から県道64号線へ。 かすみ
 がうら市を通過し石岡市で県道42号線へ
 入りました。 するとまたもや「二輪車通行
 止」の標識が・・・(+_+) そういえば、以前善
 光寺へ行った時、この先でUターンしたん
 だっけ・・・。 しかたなしに県道140号線か
 ら県道64号線に入ります。 国道50号線
 に出て笠間市街へ。
 笠間稲荷神社裏の市営駐車場にバイクを
 停め観光へ出発します。
 
 以前来た時にはものすごい人だかりだった
 のに・・・今日は閑散としています。
 参拝の後、国重要文化財の本殿県天然
 記念物の八重のフジを見た後、境内の外
 へ。
 
 今日は「むぎとろ量深」は定休日。 食べた
 かったな。
 お店の裏には城山稲荷神社があります。
 ここの本殿は市文化財なんですよね。
 12:50 門前稲荷寿司「二ツ木」
              茨城県笠間市笠間1343
 ちょうどお昼時なので、笠間稲荷の前にあ
 る二ツ木へ。 ここの稲荷寿司はクルミが
 入っていることで有名です。 7個入って70
 0円。 ここは販売のみなのでどこで食べよ
 うか考えていると・・店の中に狭い座敷が。
 「ここで食べていいですか?」って聞くと、「
 何もお構いできませんが」って返事。 店内
 で美味しくいただきました。φ(^O^)▽
 なんと氷の入った冷たいお水まで出してい
 ただいちゃいました。 ごちそうさまでした。
 13:10 観世音寺 茨城県笠間市笠間1056-1
       (坂東三十三観音札所第23番)
 
 バイクに戻り、笠間城跡の佐白山麓公園
 に向かいます。 この公園駐車場前にある
 のが観世音寺です。
 木製の階段を上り、境内へ。 白雉3年(6
 52)に創建された古刹です・・・が、今は本
 堂のみがポツンと建つ寂しいお寺です。
 23か所目の霊場です。 残り10か所。
 13:25 真浄寺 茨城県笠間市笠間323
 
 観世音寺から国道50号線に向かって走り
 ます。 500mほど行くと右側に真浄寺が
 見えてきました。
 寺の入口から真正面に県文化財の笠間城
 櫓の白い建物が見えます。 笠間城には、
 天守櫓のほかに八幡台と宍ヶ崎に物見櫓
 があり、この城櫓は八幡台櫓です。
 さぞ立派な城だったんでしょうね。 明治6
 年(1873)の廃城令が恨めしく感じられます
 。
 13:45 天神社 茨城県笠間市大渕175−1
 
 国道50号線を通過し、移設された2つの
 笠間城門(市文化財)大ケヤキ(市天然
 記念物)を見学しました。 そして大渕の高
 台にある天神社へ到着です。 拝殿にはブ
 ルーシートがかけられています。 地震の
 被害でしょうか? 拝殿の裏に回ると、
 文化財の本殿が、そしてその間の狭い敷
 地に市天然記念物のツクバネガシが植わ
 っていました。
 14:30 佐竹寺(坂東33観音札所第22番)
          茨城県常陸太田市天神林町2404

 県道61号線で城里町、那珂市を通過し、
 常陸太田市に入りました。 しばらく走って
 いると左側に急に案内板が現れました。
 第22番札所佐竹寺です。 大同2年(807)
 または寛和元年(985)建立された古刹で、
 佐竹城(太田城)の鬼門除けとされたお寺
 です。  立派な山門の奥に、国重要文化
 財の本堂が見えます。 茅葺の立派な建
 物です。
 15:20 竜神大吊橋 茨城県常陸太田市天下野2133−6

 常陸太田市街を経由して県道29号線に入ります。 松平交差点で県道29号線と別れ、県道33号線に入りました。 ここからは走りの
 コース。 山間部のコースを楽しみます。 徐々に高度も上がり、並行する山田川からのヒンヤリした空気のおかげか、涼しく感じます。
 左に「竜神大吊橋」の案内板が見えました。 チョット立ち寄ってみましょう。
 ダム湖面から100mの高さに架かる大吊橋です。 全長は375mあり、歩行者専用の吊り橋としては2006年に大分県の「九重夢大
 吊橋」が完成するまでは日本一の長さの橋でした。 現在も本州最長の橋です。 渡橋料金は300円。 でも向こう側には何もないので
 、わざわざ時間とお金をかける必要はないかな。 パスして先に進みましょう。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 15:45 竜神ダム 茨城県常陸太田市下高倉

 一旦、県道33号線に戻り、1kmほど北上して再度左折すると竜神ダムです。 ダムの上には逆行になって見難いですが、先ほどの竜
 神大吊橋が見えます。 堤高45mの比較的小さな重力式コンクリートダムです。 そしてダムの奥には竜神湖が広がっています。 さら
 に上流の渓谷には古い滝つぼが変化して生じた亀ヶ淵に代表される、無数の瀬や淵がある竜神峡につながっているのですが、約4km
 の自転車歩行者専用道路になっており、バイクで入ることはできません。
 16:15 横川温泉中野屋旅館 茨城県常陸太田市折橋町1404

 県道33号線から国道461号線に入りました。 昨年6月の「第45回ミーティング」で、袋田の滝に行く時に走った道を逆行しています。
 この道路、大型車通行止め。 本当に細い国道です。 さっき走った県道33号線の方がよほど良い道です。
 折橋交差点を通過し、横川温泉に到着しました。 昨年泊まった「山田屋旅館」の隣の中野屋旅館にお世話になります。
 天喜5年(1057)八幡太郎義家一行が陸奥との連絡路を設営しようとしていた折に湯壷を発見し、このいで湯で戦いの傷や疲れを取ろ
 うと入浴したところ、その効きめ四日で現れたといわれる古い温泉です。 四日の湯がなまって横川の湯と呼ばれるようになりました。
 まずたっぷりかいた汗を流すため温泉へ。 湯船に入ったとたん、肌がヌルヌルするような、美肌効果のある温泉です。 ゆっくりと汗を
 流した後は夕食。 鮎の塩焼き、大トロと中トロの刺身、山菜の天ぷら、刺身こんにゃく・・・ まだあるの? 本当に贅沢な食事でした。
 ごちそうさまでした。φ(^O^)▽ それでは明日に備えて早めに休みますか。(-_-)゜゜zzz
 2日目(9/13)
 8:35 横川温泉中野屋旅館
          茨城県常陸太田市折橋町1404

 おはようございます。 今日も良い天気で
 す。 朝、散歩する所もないのでノンビリと
 6:30起床です。 さて、ひとっ風呂浴びて
 きますか。
 出発の準備も終了。 オッ、8時になりまし
 た。 朝食の時間です。 朝食は食事処。
 ご飯も2膳いただきました。φ(^O^)▽
 そろそろ出発しますか。 お世話になりまし
 た。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 8:45〜9:50 奥久慈路

 国道349号線から県道22号線に入ります
 。 袋田方面に行くには、昨日の国道461
 号線より、こちらの県道22号線のほうが走
 り良いですね。
 
 今日は袋田の滝へは行かないので県道3
 3号線で下野宮を目指します。 昨年6月
 に立ち寄った月待の滝、近津神社を通過
 し、県道28号線に入りました。 右側に高
 徳寺も見えます。 上野宮に入ると、上野
 宮第二集会所脇に湧水を発見。 昨年走
 った時には気付かなかったな。 あの時は
 3台でカッ飛んでいたしね。

 左側には八溝川が流れています。 澄んだ
 きれいな流れです。 標高も上がってきて
 川からの涼しい空気がとても心地良いです
 。
 
 八溝林道入口に到着しました。 左側には
 八溝山登山口の湧水も元気に流れていま
 す。 さて八溝山山頂に向け出発。
 ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 9:55 八溝線林道

 緑の中を走っていきます。 先日の台風の
 影響でしょうか。 崖面の土砂が崩れ、木
 の根が浮いているようになっている場所が
 何か所もあります。
 この上りはアドレスにはちょっとキツいよう
 です。 加速がどんどん鈍っていきます。
 急に視界が開けました。  青空の中緑が
 眩しいです。 左側の山の連なりは、栃木
 県との県境でしょうか?
 10:05 金性水入口(八溝川湧水群)

 金性水入口の案内板を見つけました。 昨
 年6月の第45回ミーティングの時、ナカさん
 が立ちゴケしてCBのカウルを割った場所
 です。 あの時は3台だったのでここには入
 らなかったのですが、今日は気兼ねなく散
 策に入ります。
 道はやや下り坂だったのでキツくはありま
 せんでしたが、熊が怖くて絶えず口笛を吹
 いて歩きました。 入口から歩くこと10分。
 目の前に白っぽい杉の巨木が2本。 その
 間に金性水が見えてきました。 徳川光圀
 公に特に愛された清水です。
 金性水から歩くこと200m。 道は急に上
 り坂に変わります。 そして坂の途中に東
 屋を発見。 近づいて見ると小さな池になっ
 ており、石の間から水が湧き出ています。
 鉄水です。
 ここからさらに200mほど歩きます。 開け
 た場所に出ると、そこには石を積み上げた
 場所が。 竹筒から細い水が流れ出ていま
 す。 龍毛水です。
 とりあえず3か所の湧水はゲットしました。
 バイクまで20分かけて戻ります・・・。
 10:30 白毛水(八溝川湧水群)

 3つの湧水をゲットし、八溝山山頂を目指
 します。 少し走ると展望台への分岐手前
 にある駐車場に到着します。 この駐車場
 奥に4つ目の湧水「白毛水」があります。
 前回のツーリングで唯一立ち寄った水場
 です。 ガードレール脇を入って行くとすぐ
 下に水場があります。 八溝川湧水群で
 唯一水汲みのできる水場ですが、ちょっと
 水量が少ないですね。
 10:35 銀性水(八溝川湧水群)

 4つの八溝川湧水をゲットし、最後の水場へ向かいます。 展望台分岐から日輪寺方面へ30mほど走ったところが入口です。 バイク
 ならではの駐車スペースにバイクを停め水場へ・・・。 ちょっとキツそうな階段が崖のようにそびえ立っています。 水場まで200m。 と
 にかく行きましょう。 階段を上った後はゆるい下りの遊歩道。 そして笹の生い茂る行き止まりの広場に「銀性水」はありました。 でも
 糸のような、いつ枯れてもおかしくないような細い水でした。 これで5つの八溝川湧水群完全制覇です。
 10:45 八溝山山頂
 八溝山山頂を目指します。 鳥居をくぐり八
 溝嶺神社へ。 拝殿前に立つと左側に・・・
 なんでこんな所にお城が・・展望台でした。
 何か雰囲気が合わない感じがします。
 でも展望台からの景色は・・・最高ですね。
 しばらく景色を満喫し、ふと右下を見ると案
 内板が立っています。 何かと思って下りて
 見ると・・八溝山頂(海抜1022m)でした。
 福島県と茨城県を行ったり来たりします。
 でも、展望台より山頂が低いって・・・そん
 なの有りですか?
 11:10 八溝金光水
            茨城県久慈郡大子町上野宮

 八溝線林道から県道28号線に出て右折
 し、栃木県を目指します。 すると、杉木立
 の中に何かの案内板を発見。 Uターンし
 て見ると「八溝山無病金光水源地」と書い
 てあります。 バイクを停め木立の間の道
 を歩いて行くと八溝川の対岸に水場が見
 えます。 その先に対岸に渡る橋が架かっ
 ており水場まで行けます。 個人のお宅で
 管理している水場のようです。
 11:20 龍馬の滝
            茨城県久慈郡大子町上野宮

 県道28号線をさらに北へ向かいます。
 すると右側にちょっと広い駐車スペースが
 そしてその奥に案内板が見えます。 近づ
 いて見ると「龍馬の滝」と書いてあります。
 ここには那須与一の愛馬の鵜黒にまつわ
 る伝説があります。
 駐車場所から下をのぞくと、落差3mの小
 さな滝が見下ろせました。
 11:30 大子・那須線(県道28号)
        茨城県久慈郡大子町〜栃木県大田原市

 杉木立の中を北へ向かいます。 だんだん
 と道が細くなって行き、茨城〜栃木県境へ
 到着しました。
 ここからは下りになります。 ところどころ
 視界が開け、緑の山並が見えます。  栃
 木県に入ると景色は一変し、低木ばかりが
 目立ちます。
 山を下りると急に視界が開けました。 稲
 穂の黄色いジュータンの中を走ります。
 11:50 雲巌寺 栃木県大田原市雲岩寺27

 県道321号線を一気に下ります。 周りに
 見えるのは黄色く色付いた稲穂だけ。 ほ
 ぼ一直線の道で、対向車もまったく来ませ
 ん。
 少し走ると深い森の中に入りました。 雲
 巌寺に到着です。 前回来た時にも寄りた
 かったのですが・・・昼食の時間が迫ってた
 のでパスしたお寺です。

 境内に入るとまず目に付くのが朱塗りの
 瓜鉄橋です。 すぐ右側には市天然記念
 物のスギがそびえ立っています。 そして
 正面の石段上には市文化財の山門が見
 えます。
 雲巌寺は、筑前の聖福寺、越前の永平寺
 紀州の興国寺と並んで、禅宗の日本四大
 道場と呼ばれる臨済宗妙心寺派の名刹で
 す。 山門をくぐると、広大な敷地に仏殿、
 方丈が並ぶ見事な伽藍配置となっていま
 す。
 また、門前の武茂川に沿って左に歩くと、3
 0mほどの岩肌を流れ落ちる白糸滝も見え
 ました。
 12:30 大雄寺 栃木県大田原市黒羽田町450

 国道461号線に出て西へ向かいます。
 那珂川の支流を渡ってすぐに右折すると正
 面に大雄寺が見えてきます。
 
 大雄寺は、応永11年(1404)に創建された
 曹洞宗の古刹で、黒羽藩主大関家の菩提
 寺です。
 長い石段を登り三門をくぐると左側に経蔵
 が建っています。 正面には茅葺の総門
 そして総門の左右には回廊がつながって
 います。 回廊で囲まれた境内には本堂
 座禅堂御霊屋庫裡、鐘楼とすべて茅葺
 屋根の建物で、県文化財に指定されてい
 ます。
 セミの鳴き声が響き渡る中、違う時代に飛
 び込んだような不思議な空間でした。
 バイクに戻ろうと石段を降りて行くと右側に
 不気味な石像がたくさん立っています。
 「ラカンの丘」と書いてあります。 16人の
 羅漢の像が歩道の両側ににらみつけるよ
 うにして立っています。 夜来たらきっと不
 気味でしょうね。
 12:55 禅味一笑
           栃木県大田原市前田928−1
 そろそろお腹が空いてきました。 大田原
 市を流れる那珂川は、日本一の鮎漁獲量
 を誇る清流です。 だから今日は鮎の食べ
 られるお店、大雄寺前にある「禅味一笑」
 に行きます。
 注文はもちろん「鮎天もりそば」。 細切り
 のとても美味しいそばです。 そして野菜天
 の脇にはお目当ての鮎の一夜干しの天ぷ
 ら。 頭から尻尾までとても美味しくいただ
 けました。φ(^O^)▽
 14:05 泉渓寺
          栃木県那須烏山市金井1−12−5

 お腹もふくれたので東京に向け出発します
 。 国道294号線を南下し、那珂川町から
 那須烏山市へ入りました。 道なりに走っ
 て駅入口へ。 路地を入った所に泉渓寺は
 ありました。
 このお寺の勅使門は市文化財に指定され
 ています。
 14:50 日枝神社 栃木県芳賀郡益子町七井1010

 国道294号線を南下し、茂木町から益子町に入りました。 国道から離れ、七井駅前を右折し、線路沿いを走ると右側に日枝神社が見
 えてきます。 縦に細長い神社で、細い参道は木立のため暗く感じます。 社殿前に出ると地震のためか狛犬や灯篭が崩れていました。
 町文化財の本殿を見学します。 覆屋の中には茅葺屋根の立派な本殿がありました。
 15:05 円通寺
            栃木県芳賀郡益子町大沢1770

 国道121号線に入り風戸交差点を左折す
 ると円通寺に出ます。 円通寺は応永9年
 (1402))に創建された浄土宗の寺院です。
 表門は国の重要文化財に指定されており、
 創建時に建立された四脚門で、室町時代
 の代表的なものです。
 境内に入ると、本堂をはじめ赤い屋根の建
 物が目立つ立派なお寺でした。
 15:20 北中八幡宮
             栃木県芳賀郡益子町北中825

 国道121号線を南へ向かいます。 ふと右
 側を見ると「大ケヤキ」と書かれた案内板
 が目に付きました。 こんな所に天然記念
 物はなかったはず? 路地を入って行くと、
 右側に神社が見えて来ました。 神社の案
 内板には県天然記念物の樹齢800年の
 大欅とあります。 確かに立派なケヤキな
 んですけど・・・県の文化財リストには登録
 がないんですよね???
 15:35 鹿島神社
             栃木県真岡市西田井1071−1

 塙交差点を左折し国道294号線に入りま
 す。 真岡市に入りました。 真岡鉄道線と
 別れるとすぐ右は輪に鳥居が見えてきます
 。 鹿島神社です。
 延長年間(920-930)に勧請されたと言われ
 る由緒ある神社です。 本殿は市文化財
 指定されており、享保6年(1721)に再建さ
 れたものです。
 15:50 大前神社
           栃木県真岡市西田井1071−1

 真岡鉄道線を渡りすぐに左折すると右側、
 五行川沿いに大前神社が見えてきます。
 大前神社は奈良時代の神護景雲年間(76
 7〜)の再建といわれ、延喜式内社下野十
 一社に選ばれている古社です。
 まもなく時間は4時。 かなり日も西に傾い
 てきたので、おそらくここが最後の見学場
 所になるでしょう。 広い境内をゆっくりと
 見学します。 県文化財の両部鳥居をくぐ
 ると、正面に真っ赤な拝殿(県文化財)
 見えてきます。 手水舎で身を清め拝殿前
 へ。 左側には県文化財の銅燈籠が・・・?
 あれ?下の土台部分だけで、上の燈籠部
 分がないんですけど・・・? 地震のせいで
 倒れてしまったのでしょうか? お参りを済
 ませ拝殿裏へ。 これまた赤く塗られた
 文化財の本殿です。 何故か神社の中って
 落ち着きますね・・・ん? あれは何だ?
 何か神社にそぐわない物が立っています。
 日本一のえびす様だそうです。罰が当たる
 かもしれませんが、由緒ある古社には場違
 いに感じるのは私だけでしょうか?
 17:00 道の駅しもつま 茨城県下妻市数須140

 遅い時間の神社、お寺の訪問はご迷惑になるので、観光はここまでにして帰路につきま
 す。 国道294号線をひたすら南下、再度茨城県に突入です。 筑西市を抜け下妻市に
 入りました。 最後の一服タイムにします。
 
 さて、自宅に向け一気に突っ走りましょう。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 19:45 山田うどん あたご店 埼玉県新座市あたご2−341

 国道125号線から県道56号線に入り、国道4号線を経由して埼玉県に入りました。 県道3号線から国道17号線へ。 国道463号線
 で荒川を渡ると間もなく自宅です。
 昼食が軽かったのでお腹が空いてきました。 どうしようか考えていたら、「餃子の日」の幟が。 帰宅してから作るのも面倒なので、幟に
 つられて山田うどんへ吸い込まれていきました。 注文はパンチ(もつ煮込み)セットともちろん餃子。 ちょっと食べすぎかな?
 自宅まではあと5kmほどです。 今回も楽しいツーリングができました。 次回はどこへ行こうかな??



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